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BG・DPG・グリセリンの違いは?水溶性成分の種類をカンタン解説

BG・DPG・グリセリンの違いは?水溶性成分の種類をカンタン解説

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今回は、成分表示でよくみる「BG・DBG・グリセリン」などの水容性成分の種類や特徴についてまとめてみました。

  • 水性成分の種類と特徴を知りたい
  • 敏感肌の場合はどの水容性成分がいいの?
  • 配合量が多いと刺激を感じる水容性成分ってあるの?
  • 今使っている化粧品がなんとなく合わない気がする・・・

という場合は、ぜひ参考にしてくださいね。

それでは、化粧品に配合されている水性成分について簡単に解説していきますね。

目次

化粧品に配合される水容性成分(基剤)の種類

ほとんどの化粧品に一番多く配合されている成分は、水(精製水)です。

こだわっている化粧品だと、ミネラルを含んだ海洋深層水や温泉水、天然水を採用しているブランドもありますね。

また、オーガニックコスメだと「ダマスクバラ花水」などを使用している化粧品もあります。

そして、そこに「保湿剤」として配合されるのが、

  • グリセリン
  • BG
  • ペンチレングリコール
  • 1.2-ヘキサンジオール
  • カプリリルグリコール
  • DPG
  • PG
  • エタノール

という水容性成分です。

水溶性成分は、化粧品に配合される量が多いので、安全性の高い成分です。

グリセリンは、最も低刺激な成分なので、敏感肌にも安心な成分。

BG(1,3-ブチレングリコール)も低刺激。

グリセリンよりさっぱりしていて使用感が良いので、敏感肌用化粧品にも配合されることが多いです。

ですが、DBG(ジプロピレングリコール)は、配合量が多いと目や肌に刺激を感じる場合があります…。

水溶性成分は、肌が元気であれば全く問題のない成分ですが、敏感肌の場合は合わなかったり、刺激を感じてしまうことも・・・。

化粧品に配合されている水容性成分(基剤)の効果について

水溶性成分の効果というと「保湿するだけ」というイメージがありますが、

  • 肌を引き締める(エタノールなど)
  • 肌なじみを良くする(PCA-Naなど)
  • 他の成分を溶かす(エタノール・BGなど)
  • 肌触り・使い心地を良くする(DPGなど)
  • 抗菌・防腐作用(BG・DPGなど)

という効果もあります。

エタノールは、配合量が多いと肌や毛穴を引き締めてくれる効果がありますが、敏感肌の場合は刺激になることも…。

成分表でエタノールが前にほうにきている場合は、毛穴や肌を引き締める効果が期待できます。

ただ、エタノールが苦手な場合は、控えたほうが良い化粧品です。

オーガニックコスメなどの場合は、エタノールが最後のほうに記載されています。

これは個人的な意見ですが、水に溶けにくい成分をとかす(抽出する)ために配合されていると考えられます。

なので、エタノールの配合量も少ないということになります。

配合量が多いベーシックな水容性成分(基剤)の特徴について

続いては、水容性成分(基剤)のそれぞれの特徴について、簡単にまとめてみました。

グリセリン(濃グリセリン)敏感肌に◎

とても保湿力が高い水容性成分です。

肌も持っている成分なので、低刺激でアレルギーも起きにくいです。

水や水蒸気に触れると温かくなる性質があるので、ホットクレンジングジェルにも配合されることが多いですよ。

BG(1,3-ブチレングリコール)敏感肌に◎

ほとんどの化粧品に配合される水容性成分で、合成のものと植物由来のものがあります。

低刺激なので、特に敏感肌用化粧品の主成分になることが多いです。

グリセリンよりべたつかないので、「敏感肌でもべたつくのが苦手・・・」という場合におすすめの水容性成分ですよ。

8%以上で防腐効果を発揮します。

ペンチレングリコール(1,2-ペンタンジオール)配合量にちょっと注意

BGと同様さっぱりした水容性成分で、こちらも合成のものと植物由来のものがあります。

防腐効果が高いので、パラベンなどの防腐剤が入っていない無添加化粧品に使われることが多いです。

4%以上で防腐効果を発揮します。

ただ、配合量が多いと刺激を感じる可能性がありますよ。

1,2-ヘキサンジオール・・・配合量に注意

ペンチレングリコールよりも防腐効果が高い成分です。

なので、こちらも配合量が多いと刺激を感じる場合があります・・・。

2%以上で防腐効果を発揮します。

カプリリルグリコール(1,2-オクタンジオール)…配合量に注意

1,2-ヘキサンジオールよりも防腐効果が高い成分で、1%以下でも防腐効果があります。

こちらも刺激を感じる場合があります。

DPG(ジプロピレングリコール)…敏感肌はちょっと注意

BGやPGより、肌を柔らかくしてくれる水性成分です。

目に刺激を感じたり、敏感肌だと肌に刺激を感じたりすることがあります。

この成分も防腐効果が高いので、無添加をうたっている化粧品に使われることがあります。

10%以上で防腐効果を発揮します。

PG(プロピレングリコール)…敏感肌はちょっと注意

現在はBGが主流ですが、BG以前によく配合されていた水性成分で、旧表示指定成分です。

脂溶性で、皮膚になじみやすく浸透しやすいことから、刺激になる可能性があります。

エタノール(エチルアルコール・アルコール)…敏感肌は注意

皮脂やべたつきを抑えるので、さっぱり感のある水性成分です。

すーっとする清涼感があって、毛穴を引き締める効果も期待できますが、乾燥してしまうというデメリットがあります。

水にとけにくい成分を抽出する際にも使われるので、多くの化粧品に配合されています。

敏感肌だとアルコールが苦手…という場合が多いので、敏感肌用化粧品には配合されないことが多いです。

その他の水容性成分(基剤)の種類と特徴について

続いては、あまり見かけないけれど気になった水性成分についてまとめてみました。

プロパンジオール

BGやPGと同じくらいの保湿力を持つ水性成分です。

トウモロコシなど植物の糖を発酵させて作られるので100%植物由来になります。

ただ、開発されたばかりで、刺激性・安全性についてはエビデンスがありません。

PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)

肌の角質層にある水分を守っているNMF(天然保湿因子)で、アミノ酸系の保湿成分です。

うまみ成分のグルタミン酸から作られています。

1%以下でも保湿効果があるので、保湿力がとても高いです。

ソルビトール

糖アルコールの一種で、リンゴのやプルーン、海藻類にも含まれています。

甘味料として使われますが、保水力が高いので化粧品にも使われることが多いです。

グリセリンより保水効果はやや劣りますが、肌を柔らかくしてくれます。

ただ、水分を吸収する効果(吸湿性)が高いので、べたつき感があります。

ベタイン(トリメチルグリシン)

ビーツ(ビート)の糖から合成された水性成分で、グリセリンより保湿力が高いです。

ただ、その分べたつき感もあります。

他にも、

  • キシリトール…白樺に含まれる成分で肌荒れ防止効果もある
  • コンドロイチン硫酸Na…ヒアルロン酸と同じように保水力がある
  • ポリグルタミン酸Na…納豆のねばねば成分で、肌の天然保湿因子の生成を促進する働きもある

という水性成分もあります。

敏感肌に優しかった化粧品をカンタンに解析

こちらは、敏感肌に人気のエトヴォスの保湿美容液です。

グリセリン、BGが成分表の前にきているので、肌に優しいことがわかります。

エトヴォスは、PCA-Naなど、天然保湿因子であるアミノ酸系保湿成分が多く配合されているのも魅力です。

エトヴォススキンケア口コミ|セラミド配合アルティモイストセットの感想

続いては、敏感肌でもエイジングケアができると人気のアヤナスの化粧水です。

植物由来のプロパンジオールとグリセリンが前にきています。

こちらも肌に優しかったです。

こちらは、オールインワンジェルで人気のカナデルプレミアリフトです。

グリセリン、BG、マルチトール、ペンチレングリコールの順になっています。

マルチトールも、でん粉から作られる糖アルコールで保湿成分です。

この化粧品も肌に優しかったです。

カナデルどれがいい?全6種類の違い&成分を徹底比較【体験談あり】

化粧品の水容性成分(基剤)のまとめ

敏感肌の場合に、気をつけなければいけないのは、

「無添加なので、防腐剤は一切入っていません」

という化粧品です^^;

防腐剤のパラベンやフェノキシエタノールが入っていなくても、

  • DPG
  • 1,2-ヘキサンジオール
  • カプリリルグリコール

の配合量が多い場合、もちろん安全性の高い成分ですが、極度に敏感な肌だと刺激を感じてしまう可能性があります…。

なので、化粧品の水溶性成分をチェックする場合は、

  • グリセリン
  • BG
  • プロパンジオール

がなるべく前にきているかどうかで選ぶと良いと思います。

「しっとりした使用感が好み」という場合は、グリセリンの配合量が多いもの。

「さっぱりした使用感が好み」という場合は、BG、プロパンジオールの配合量が多いもの。

が選ぶときのポイントになります。

「美容成分をチェックして購入したのに、なんとなく肌に合わない気がする…」

「刺激はないけれど、肌がきれいになった感じがしない…」

という場合の参考になれば嬉しいです^^

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